事務所として利用していた地下室を、個室として利用するためにリフォームする事に。
OAフロアーを撤去すると問題点が明らかに。
一言で言うと水の始末が悪い。
新築当初かららしく、部屋の壁際には排水のための溝が作ってありました。
某一流ハウスメーカーの仕事とは思えない程、後手後手に回った処理の仕方。
『どうするよ?』
一同、唖然とするばかりでした。
工法・工程も二転三転し、現状から一番お客様に安心して頂ける様にと。
先ずは防水下地。部屋を床・壁部分を箱状に防水する事に。
床防水の上に土間打ち。
写真は山田業務店の山田社長。いつも頼りにしています。
防水の上は水が引かないので、ジェットヒーターで強制的に乾かします。
脱型後、溝の立上り部分を再び防水して頂き、溝の床面の仕上げ。
あとは内装工事です。
お客様は一流ハウスメーカーさんで家を建てる事で高い金額で建築し安心を買い担保しています。
昨今、様々な集合住宅やハウスメーカーさんで問題が露見しています。
お客様の信頼に応えてこそ一流だと思います。
当社でも現場では毎日、職人さんが奮闘していますが仕組みや構造、仕様や収まりを理解している現場監督は減るばかりです。
こちら側から提案しても、「図面どおりで。」としか言わない監督ばかりです。
図面から感じる違和感の積み重ねが昨今の問題の根底にある気がします。
だから大手のゼネコンやハウスメーカーの仕事は嫌ですね。