神社の境内の灯籠が傾いていて危ないので何とかならないかとご相談がありました。
早速、現地に調査に伺うと5㎝程灯籠の頭が向かって左に倒れていました。
丘の上に建つこのお宮さんは近くまでユニック車及び重機が入ることもできませんので、三又での作業となりました。
お話では社務所を建てた25年ほど前にこの場所に移設したとの事です。
いざ解体してみると・・・・・
下には何も基礎らしきものは無く、土据えでした。
25年間、何事もなくしっかりと建っていた昔の技術に関心しながらも、これからまた何十年と持つ様に、奉納された人達の想いを感じながら作業させて頂きました。
時代でしょうか、地震などで倒れたら危ないからと灯籠の撤去の話も耳にします。
私共にとってはありがたく貴重なお仕事でした。